誘電加熱とは・・

  誘電加熱とは数MHz〜数100MHzの高周波交流電界中に被加熱物を置き、高周波(電磁波) の作用による被加熱物自体の発熱によって昇温目的を達する加熱方式の事をいいます。
誘電加熱は、プラスチック・木材・繊維・紙・食品・セラミックスなど私たちの生活に欠かせない様々な製品の加工分野で広く利用されています。使用する電磁波の周波数が1MHz〜200MHz程度のものを「高周波誘電加熱」、UHF帯を使用するものを「マイクロ波加熱」と呼んで区別していますが単に使用する電磁波の周波数の違い、と考えて頂いて良いと思います。今ではどこの家庭にでもある電子レンジは2450MHzのマイクロ波で出力は500W程度と小さいのですが兄弟にあたります。工業用としては数Kwから数100Kwの大型装置が殆どで、金属の焼き入れやロウ付けなどの加工に用いられる「誘導加熱」は従兄といったところでしょう。

関連項目
■高周波誘電加熱の原理
■高周波誘電加熱の特徴
■高周波誘電加熱装置の構成例
■高周波誘電加熱の応用例
 
■EMC問題について
■関連法規等
■弊社装置の故障・修理に関する技術資料
■故障・修理に関するお問い合わせ

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